2009年8月アーカイブ

12.jpg

ここからは仏壇の中心部分の製作にとりかかります。

商品ご覧の板は仏壇の上面部分、飾り木に使われるケヤキ板です。

当初は他の素材と同じタモのすっきりした板を予定していましたが、

アクセントに面白い形の板を使いたいというご要望から、

13.jpg 木べりの形の良いケヤキの板に変更しました。

なかなか良いアクセントになりそうです。

完成が楽しみです。

14.jpgこちらは仏壇の屋根の飾り部分です。

通常にできた屋根の上に被せるように設置します。

これをつける事で、平坦な屋根上に雛壇上の枠ができ、

見た目にも仏壇らしい厳かな雰囲気に引き締まります。

 

15.jpgさらに重要なのが実際に遺影やお線香等を設置する舞台です。

雛壇状に2段、底面と合わせて計3段の雛壇に設計、

見栄えの点から、この寸法は見本の仏壇をいろいろと調べ、

実際にお客様が設置する遺影のサイズや、照明機器の寸法

を踏まえたオリジナルの設計となっております。

16.jpg奥行きの割り振り、高さの設定も細かく打ち合わせた結果

ご覧のような形状になっています。

17.jpg飾り木接着前の状態です。

寸法を合わせる為、杉の仮板を使い目隠しする面積を決定していきます。

実際には木べり部分には凹凸があるので、深すぎず浅すぎずならない

ように決めていきます。又、仏壇は実際には座って見上げる状態がほとんど

ですので、その角度からの見栄えも考慮して各々寸法を割り出します。

以上が木工段階完成直前お様子です。

後は肝心な観音扉、飾り木、引き出し取っ手、最後に塗装が待っています。

完成が待ち遠しいですね。

6.jpgいよいよ本体部分の製作開始です。

まずはご覧のように外側の箱部分を組立てます。

7.jpg ここで下段の引き出しを先に作っておきます。

まだ手掛けがついていないのでビスを取っ手代わりにしてます。

ご覧のように引き出しの中身の素材は杉の無地板を使用。

口板、表の見える部分は同じタモの素材になります。 

8.jpgさらに、仏壇ならではの引き出し板も先に製作しました。

法事等の際に仏前に置くものが多い時に引き出して使用します。

通常は棚板を狭い隙間に押し込み収納してあるので、 

9.jpg棚板が反ってしまうと引き出しにくかったり、

引き出せなくなる可能性があります。

その為、棚板は額のように周りを枠で囲み中に板を

差し込む方式にしました。 

10.jpgこの形状であれば中の板の反りを枠材が抑えてくれるため、

時間が経っても引き出しはスムーズ使用できます。

11.jpg 引き出し板にもまだ手掛けは付いていませんが、

引き出しと引き出し板はご覧のような概観です。

とてもすっきりとした概観でタモの上品な木目が全体の雰囲気を

まとめてくれています。ここまでくると"家具"ではなくいよいよ"仏壇"

という雰囲気がより増してきました。

3.jpg本格的に加工開始品です。

まずはタモ材を貼り合わせてそれぞれ必要な大きさのパネルにしていきます。

その後、それぞれのパーツをカットし、組み込み開始です。

まずは2段構成の仏壇下段の小物入れから製作開始です。

4.jpg商品形状はご覧のような箱をまず製作。

仏壇なのでより厳かな雰囲気のあるデザインにする為、

上部には本体が乗る部分に一回りおおきな台板を取り付けました。

床面に直接接する底板は安定感と重厚感を出す為、

天板と同じサイズでひまわり大きく仕上げました。

ここに引き戸を付けます。 

5.jpg框で組も込んだ枠に戸板をはめ込む引き戸を2枚製作、

予め天板と底板に直接掘り込んでおいた溝に戸板をはめ込みます。

それぞれの引き戸の動きがスムーズに開閉できるよう、

建具を調整して下段小物入れは完成です。

これも全て素材はタモ材です。

この後、本体の製作に取り掛かります。

ウッドショップシンマでは様々な木製品を製作しております。

しかし、

今回のご注文はちょっと特殊です。

なんと、ご覧↓↓↓のように『仏壇』のご注文です。

1.jpg

ご注文頂いたお客様によると

「市販の安い仏壇は表面の装飾ばかりが派手で中身が安っぽい。

金額もどこのメーカーも似たり寄ったりで選び難い。

質の良いものは物凄く高いが、

それだけの値打ちがあるのかイマイチ解らない。

どうせ同じ金額なら、形はシンプルで余分な装飾はいらないから、

しっかりとした素材でオリジナルの仏壇にしたい。」

とのご要望です。

確かに仏具関係は金額と素材の質やデザイン・装飾等、

様々な要素が含まれての金額となっている為、

本当に質の良くて値段の安価なものを選ぶのはとても

難しく、又奥が深いジャンルですので木材以外にも

それなりの知識が必要になります。

でも、

お客様のご意見、とても良くわかります。

どの部分でどれだけのお金が掛かって、

且つそれゆえにこの部分・素材・形にはどれだけの手間が掛かり、

値打ちがあるのかを一つ一つ納得して買いたいもんです。

お客様のご希望をよ~く理解した所で

お見積りの為の詳しい打ち合わせのはじまりです。

2.jpg 打ち合わせの結果このような図面が出来上がりました。

後の細かな寸法は実際に製作しながらバランスをみて決めていくことに。

ここで正式なご注文の前にお客様には

重要な注意点をお伝えしておかなければなりません。

当社はあくまで家具専門店であり、「仏壇・仏具」専門店ではありません。

神棚や簡素な厨子の製作経験はありますが、

本格的な「仏壇」は少なくとも私が対応させて頂いたお客様では

初めてとなります。その為、専門的な知識も浅いのです。

先のように、仏壇・仏具の世界は奥が深く、

機能性だけでは無く、縁起やその他様々な"決まり"があります。

その全てを把握して製作できるかといえば難しくなってしまいます。

その点を事前に十分ご説明して、それでも

「一から手作りで丁寧に製作してくれるならその点は構わない

と言って頂き今回のご注文となりました。

細かな打ち合わせを重ね、金額も決定し、いよいよ製作開始です。

IMG_2754.JPG

杉のツタ巻跡の付いた丸太を使ったベンチのご紹介。

丸太の側面に凸凹の窪みが見えています。

IMG_2752.JPG 

このベンチ、奥行きを広く取る為に同じ丸太を半割りにして

くっつけて座面を広くしてあります。

このアイディア、お客様考案です。

IMG_2758.JPG 

「おもしろい・見応えのあるベンチ」というお客様のご希望から

始まりましたこのベンチ、形は単純ですが、作ってみると

なかなか難しい・・・

IMG_2760.JPG 

二つの丸太の半割りを繋いて固定できる強度が一番重要です。

職人と試行錯誤の結果、二つの丸太をまたぐように脚材を

埋め込み、それぞれの丸太の中心にタボで固定する方法

にしました。

IMG_2762.JPG

曲面に垂直に脚材である板脚を埋め込むのは大変技術がいります。

それぞれの位置で埋め込む深さが違い、又、

この丸太最大の特徴であるツタの巻き跡がさらに立体的な曲面を描き、

強度のある深さまで均等に埋め込むのは至難の技でした。

IMG_2966.JPG 

最後に天然植物成分のオイルを塗って完成!!

見事な色合いと見応えのあるベンチに仕上がりました。

IMG_2969.JPG 

上面からはツタ跡の凹凸の断面が伺え、

なんとも面白みと自然身あふれる出来栄えですね。

お客様にも大変満足して頂きました。

IMG_3402.JPG

以前お客様より注文制作したこだわりのテーブルをご紹介!!

まず見てお分かりの通り、天板には4種類の違った樹種の木材を使い

それぞれを組み合わせて一枚の大きな天板になってるんです。

ちなみに画像にも記入しましたが使用している素材は

全部で4種類+1種類(シークレット?)

天板に黒松・トチ・タモ・桧これで4種類、さらに以下に出てきますが、

このテーブル、真ん中を円形上にくり貫いてありますが、実はこれ、

"火鉢"がはいるんです。その火鉢の台として杉の丸太使っています。

IMG_3401.JPG 

ですが"木"は"木"でもそれぞれの樹種には特徴があり、

硬さ・重さもバラバラ、だからそれを一枚の板にすることは

簡単そうに見えてなかなか難しいんです。

IMG_3400.JPG 

でもお客様の要望もとてもよくわかります。

要するに「一台で5度おいしい」「一石五鳥」になるわけです。

確かにおもしろい発送です。

本来板を接ぎ合わせる際にはなるべく同じ丸太から取れた板で

できるだけ木目を揃えて接ぎ合わせます

今回はその真逆です。

IMG_3398.JPG 

最終的には接ぎ合わせの方向を工夫し、各接ぎ面には

実を入れる雇い実接ぎで接着面を強化、

最終的にごらんのような形状のテーブルになりました。

囲炉裏も予定通りに収まり、見事に完成!!

IMG_3397.JPG

杉の丸太も見事に決まり、お客様にも大満足して頂きました。

当社としてもここまで奇抜なテーブルは初めてでしたが、

とても良くできていて一安心です。

ですが、

一番気掛かりなのは

今後の板の狂いによる変化です、

これだけの樹種が一つに合わさって

いるのですから、時間の経過と共に・・・・

お気づきでしょうか?

最初に「以前製作した~」となっています。

実はこの画像、お客様にお届けしてから"3年"経っているのです!!

今回、お客様の要望で今度購入される大型TVに合わせてテーブルの高さを

今よりも低くして欲しいとのご注文で3年ぶりにご自宅にお伺いした際に

撮影させて頂きました。未だにどこにも割れなどの故障は発生していません。

状態の良さに驚きました。お客様にも満足継続中のお言葉を頂きました。

今後10年、20年と大事にお使いして頂ければとおもいます。

ここで一言

"良いもんは長く持つ!!"

まさに一生物のテーブルをお造りします。

img016.jpg

今回のお客様は都心からインターネットでご注文頂いたお客様です。

直接ご来店頂くお客様と違い、インターネットでの家具のご注文は

実際に見て触れて判断できませので、デジカメの画像やこちらからの

情報を正確にお伝えすることが重要になります。

図面と見積り金額をお伝えしてご納得頂いてから製作開始!!

タモの積層材を使用したカウンターテーブルです。

IMG_2623.JPG IMG_2624.JPG 

IMG_2626.JPG

今回のこのタモテーブル最大の特徴は、

天板から脚にかけてぐるりと周囲を回っている面取り加工です。

通常のシンプルな構造の場合、天板に板の2枚脚をタボで接着固定、

さらに天板下に補強材を入れた形状になりますが、

今回、最初にお客様から頂いた図面では板脚は両端に留め状態で

固定され、さらに全体を回るように傾斜の付いた面を取るので、

脚と天板の接合部分の構造が複雑になります。

その為、事前に間違いが無いように、紙粘土で縮小した模型を作って、

ジョイント部分のホゾ加工を立体で確認しました。

IMG_2970.JPG 

接合部分を確認後、実物の加工に取り掛かります。

ここでも、接合前に画像でお客様に確認します。

IMG_2975 (2).JPG 

加工の進行状況を詳しく説明して御届け後に間違いの無いようにします。

IMG_3006 (2).JPG

面取り加工も問題無く完了。

この後、最大の難関、ホゾ組留め加工に入ります。

IMG_3114.JPG 

何とか予定通り接合完了。

最後に表面をオイル塗装を掛けて仕上げます。

IMG_3115.JPG 

表面が塗れ位色になってより暖かい質感と高級感が出てきました。

積層材の一つ一つの接ぎ目が塗装により適度な濃淡になり、

良い色合いになりました。木目とは違いますがこれはこれで綺麗ですね。

IMG_3125.JPG 

一番心配された接合部分も綺麗に仕上がり、

強度も予想以上に強くできあがりました。

あとは何重にも梱包を重ね、傷付かないように発送して無事完成です。

メールでのご注文も随時承ります!!

 

IMG_2648.JPG

今回はいつも当店にて沢山木材を買って頂いているお得意様からのご注文です。

いつもは素材を購入頂いてご自身で数々の作品を製作しているお客様なんですが、

今回は「下駄箱」を当社にて製作して頂くことになりました。

IMG_2649.JPG 

そして完成した物がご覧の栗の下駄箱です。

天板は2枚のハギ板になっていますが、同じ丸太から取れた木目が似た

木材を張り合わせることで、1枚板と同じような迫力に仕上がりました。

国産の栗の暖かさが伝わってきます。最近のトレンドでもある栗は

洋風住宅にも和風住宅にも違和感無く溶け込みます。

ちなみに画像の設置場所は当社モデルハウスです。

IMG_2650.JPG

簡単に仕をご説明。

もちろんお客様の玄関に設置した状態を考慮して設計しています。

向きはご覧のように引き違いの戸を右側にして設置、

玄関入って左手側になります。向かって左側の開き扉には、

ブーツや丈の長い物を収納できるように棚などはありません。

丁番とマグネットキャッチのシンプルな開き戸です。

右側はメインの2枚引き戸でもちろん靴がすっきり収まるように

棚の奥行きを設計、2段の固定棚になります。

開きも引き違いの戸にも無垢素材の取っ手と手掛けを使用。

IMG_2653.JPG

設置のイメージを撮る為にモデルハウスにて玄関に設置してみると

偶然にもほぼ完璧に収まりました。

見た目もすっきりしていてちょっと感動。

ご覧のように脚の位置が偏っていたのはこの為なんです。

若干床面より高いですが、これは脚に取り付けたアジャスターで調整可能です。

仕上げの塗装はウレタン・クリアー・つや消し塗装で完成!!

お客様にも大変満足して頂きました。

IMG_2432.JPG

市役所様からのご注文です。

ご覧の通り市長さんへのご意見・要望を伝える為の投函BOXです。

古くは江戸時代からご意見箱はありましたね。

IMG_2434.JPG 

ここに指定の用紙を用意しておきます。

より多くの市民様の声を集める為にはこのBOXの存在感が大事!!

より人目をついて興味を持って頂けるようにがんばってみました。

IMG_2435.JPG 

裏面です

使用時にはここに南京鍵をつけて設置します。

これなら部外者に中身を見られる心配もありません。

IMG_2437.JPG 

これだけ大きな扉がついていればたとえ

沢山の意見が集まって中身がいっぱいになったとしても

十二分に取り出せます。

市役所以外のスーパーや飲食店様でもこのような意見・要望を集める機会は

多いと思われます。是非ご検討よろしくお願いいたします。