栗のテーブル

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 今回は栗のテーブルの製作風景です。

このテーブルは天板が3枚貼り合せになっています。

杉や桧と違い広葉樹・・・特にケヤキや栗のように堅い素材は貼り合せの際に「サネ」という角材を合わせ面に埋め込んで仕上げます、今回はその辺を詳しくご紹介。

 

isogaya10.jpgまずはそれぞれ両端の木材は片耳を落とし、中心の板は両耳を落として巾等を成型します。

木目をなるべく揃え、貼り合せた部分が解りにくくなるように試行錯誤して木目合わせていきます。

 

 

 

 

 

 

 

isogaya11.JPG木取りが完了したら次はサネを入れるための窪みを掘り込んでいきます。

溝付き用の丸ノコを使い、板の中心に溝を付けていきます。

この時板がぶれると同じように溝もぶれてしまい、サネがしっかりと入らなくなってしまうので注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サネの長さよりも若干長めに穴を開けてサネ全体がしっかりと入るように開けます。

この時、溝の始めと終わりは木口からは見えないように留めて溝を付けます。

そうすることにより、貼り合せの際両木口からサネが見えないようになり、また、貼り合せた時に完全に中が密閉されるので空気や湿気を吸い込み剥れてしまうのを防ぐ効果があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

isogaya6.jpg三枚全てに同じ加工をし、出来た溝に予め作っておいたサネ角を入れて溝の深さと入り具合を確かめます。

この時、サネ角の具合は少し緩めに作っておきます。

この後→のようにボンドをたっぷりと注入するのでボンドの層分の厚みとボンドを吸って膨張したサネの厚み分を確保する為です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

isogaya7.jpgサネを入れて貼り合せていきます。

板厚の中心あるいは同じ高さに開けてある溝でも若干のズレは起こるので、多少の目違いはまず、置いておきます。

大事なのは、ボンドが乾ききる前にちゃんと隙間無く板同士が張り合わさっているかです。

若干の隙間はハタガネやクランプを使いしっかりを固定しておきます。

 

 

 

 

 

isogaya12.JPGご覧のように見事に一枚板になりました。

この後、両木口の捨て切分を切って整え、貼り合せの際に生じた目違いをワイドベルトサンダーで水平を出し、磨きをかけて天板は完成です。

 

 

 

 

 

 

 

isogaya9.jpg

あとは脚を組み天板にジョイントして完成です。

(かなりはしょってます・・・すんません。)

 

 

 

 

 

 

 

 

isogaya4.jpg isogaya.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塗装まで完成した様子がこちら↑栗の暖かい雰囲気が洋間でも和室でも良く合います。栗の最大の特徴です。

このテーブルのこだわりはこの大きな巾(約1000)と、正面向かって右奥の丸く出ているトコロ・・・ここはご主人の指定席になるそうで、かなりのこだわりをもってあえてあの丸い部分を切らずに加工しました。ここに自分のお気に入りのお酒を置いて晩酌するそうです。始めは「この形どうかなぁ」と当社スタッフは正直不安でしたが完成してみるとあの部分がとても愛しく思います。

なかなかのセンスです。

丁度これも同じく当社で製作した黒松のキッチンカウンタ-に若干被るので設置するとそこまで目立つことも無く引っ掛かったり邪魔になるような部分ではないので設置場所の考えもベストだと思います。

お施主様にもとても喜んで貰えました。

 

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